「地方の時代」映画祭 「シャッター 報道カメラマン 空白の10年」「地方の時代」映像祭2013で入選、上映 6月9日(日) 深夜2:30~3:56放送 写真 10年前。イラク戦争に、世界の注目が集まっていた。陥落した首都バクダッドに、世界中から報道機関が駆けつけた。事件はその時、隣国ヨルダンの国際空港で起きた。突然の爆発で、6人が死傷した。 爆発したのは、イラク戦争の取材を終えた日本人カメラマンが持っていた金属片。それは、イラクの戦場で拾った不発弾だった。前代未聞のニュースは、世界中を駆け巡った。カメラマンは新聞社から懲戒解雇された。 カメラを捨てた男は今、海外で職を得た妻に従って、3人の子供とともにアフリカで暮らしている。定職は持たず、妻を支えるために家事を受け持つ。だが、時がたち、男は少しずつカメラを手に取るようになってきた。 この男の撮る写真には、心を打つ何かがある。ホスピスで撮った