今のところ、日本政府のナフサ危機への対応は、そこまで的外れではないように思う。 まず前提として、中東からの色々なモノの供給が途絶えた時点で、世界全体の需要を満たせなくなるのは避けられない。 そして現代社会は、単純に「日本国内に資源が届けば回る」という構造ではない。 グローバルサプライチェーンによって、各国が相互依存しながら成り立っている以上、どこか一箇所でも深刻な供給不足が起きれば、最終的には消費者の手元にモノが届かなくなる。 たとえ日本だけが原油やナフサをある程度確保できたとしても、サプライチェーン全体が崩れていけば、日本も無傷ではいられない。 つまり問題は、「日本が資源を調達できるか」ではなく、「世界全体の物流・生産・金融システムが維持できるか」なのである。 そして、その根本原因がホルムズ海峡の封鎖にある以上、最終的な解決策は海峡の正常化しかない。しかしそれは、日本単独でどうこうできる

