緊急事態宣言で酒を提供する飲食店が休業し、自宅で飲酒する人が増える中、DV=ドメスティック・バイオレンスのリスクが高まっているとみられています。対応に当たるNPOに寄せられる相談は、宣言前の3倍に上っています。 横浜市のNPO法人「女性・人権支援センターステップ」は、配偶者や交際相手など身近な人に暴力を振るうDV=ドメスティック・バイオレンスの当事者からの相談を受け付けています。 去年以降のコロナ禍で相談は増加傾向にあり、特に緊急事態宣言が出た先月25日以降「自宅で酒を飲んだ夫から暴力を振るわれる」などという相談が相次いでいるということです。 DVに関する相談は1日当たりおよそ15件と、宣言前の3倍に上っています。 また、このNPOでは、加害者向けの更生プログラムも対面やオンラインで行っています。 1日に行われたプログラムには、数か月前に自宅で酒を飲んで交際相手の女性に暴力を振るったという