薬が苦いのはなぜ?という話がありました。 実は、薬を水に溶けにくくするために、苦くしているそうです。 いったいどういうことでしょうか? 良薬は水に溶けにくい 薬が体のどこで吸収されるかがポイント。 胃の長さは約30cm、この中で薬が滞在している時間は短くほとんど吸収されない。 一方、小腸の長さは約6mあり、薬の滞在時間が長いので、薬の成分の大部分が小腸から吸収される。 しかし、その小腸の内側にはある特性がある。 水に溶けやすいものは吸収しづらいというもの。 小腸の壁は必要な成分が漏れ出さないように、油を含んだ膜で覆われているので、 水や水に溶けやすいものを吸収しづらくなっている。 そのため、薬も水に溶けやすいと吸収されにくいので、溶けにくい性質が重要になる。 水に溶けにくいものは苦い 古くから人間は天然の草や木を薬として利用してきた。 植物に含まれる薬用成分は病気の原因となる細菌を攻撃して