「口約束なんか、あてにならないよ」と思っていたら痛い目に遭うぞ。知って得する身近な法律知識をこっそり教えよう! ■口約束でも契約は成立する!音楽グループ・元「レペゼン地球」(現「Repezen Foxx」)のDJ社長が今、"口約束"で窮地に立たされている。 DJ社長によると、元所属会社のオーナーと「100万円で設立した会社の全株を、後からDJ社長に100万円で買い取らせてあげる」と口約束したが、結局、株を買わせてもらえず、その後、会社社長を解任されてレペゼン地球という商標が使えなくなり、解散に追い込まれたというのだ。 「なぜ、契約書をちゃんと交わさなかったのか?」とは誰もが思うところだが、一方で、そもそも「口約束にはどこまで効力があるのか?」を東京ファミリア法律事務所の塩見直子弁護士に聞いた。 「民法の大原則として、二当事者間で、ひとりが何かの申し入れの意思表示をして、もうひとりが承諾の意