ニューノーマルに備える働き方改革 新型コロナウイルスの感染拡大によって、急激に働き方改革が進行している。テレワークをする人、サテライトオフィスなどで働く人が増えるなかで直面する身近な問題を取り上げ、解決策を提案していく。 バックナンバー一覧 187万5000円――。これは、社員1人が入社後3カ月で離職した場合の損失額の概算だ。新入社員の離職率は「3年3割」といわれて久しいが、せっかく採用した新入社員がすぐに辞めてしまう状況を防ぐ手段はないのか。今年は特に新型コロナウイルスの影響で、入社後即リモートワークとなったり、新入社員研修が不十分だったりと不安に陥る新入社員も少なくない。そんな彼らの「離職サイン」を見逃さず、定着率を高める方法を探った。(ダイヤモンド・セレクト編集部 林恭子) 早期離職を招く3つの要因 ギャップ、リレーション、キャパシティー 「早期離職に大きく影響を与えるのが『GRC』