2006年08月28日 06:00 [このページ(Sankei Webなど)は掲載が終了しています]によると、ビール1杯飲んだだけで顔が赤くなるようなアルコールへの耐性が無い人は、普通にお酒が飲める人と比べると食道がんになるリスクが8倍以上にのぼることが、【国立病院機構大阪医療センター】の研究グループの調査で明らかになった。 お酒を飲んだときに顔が赤くなる症状を「フラッシング反応」と呼ぶが、これはアルコールから代謝されたアセトアルデヒドが原因。そしてアセトアルデヒドを分解し無毒化するアルデヒド脱水素酵素ことALDH2(アセトアルデヒド脱水素酵素2型)の正常型を持つ日本人は全体の半数程度に過ぎない。残りの半分は完全には解毒できない欠損型を持つなど、アルコール分解の能力に欠けるところがあり、これが「お酒への耐久度の個人差」につながる。 研究グループでは東京・大阪の食道がん、頭頸部がん患者400