映画「男はつらいよ」の本編48作品と、追加の2作品を見た。そのうち10作品程度は前に見ていたが、一応復習した。 相変わらず「全部」にこだわっている。藤沢周平や山本周五郎、漱石など、前に文庫本を「全部」読んだ作家は、本屋に行っても見向きもしない。「全部」の達成感からか?? 今回、「男はつらいよ」を順番に見て、色々と思うことがあったので記してみる。 第一に思ったのは、なるほどこの映画は「国民的映画」と言われるわけだ。ということ。 前は、どうせストーリーは定番の通り。と思って走り見をしていたが、改めてじっくり見ると飽きない。なるほど、さすがに1969年から1995年まで27年の長寿を保ったシリーズだ。 シリーズが終わったとき、倍賞千恵子が「48本を通して、長い長い一本の映画を作ってきたような気がします」と言っていたという。 確かに満男の成長などを見ると、時間経過とともに物語が進んでいくようにも見
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