前回まではノートの使い方の全体像についてみてきました。ノートの大きさや組み合わせは無数に存在するが、最終的にはそれぞれの環境の中で適切な解を見つけていく必要がある、というのが一応のまとめと言えると思います。 今回からは、具体的にノートに何を書いていくのか、について考えてみたいと思います。 まずは、一般的にノート術で紹介されている基本的な使い方から見ていくことにしましょう。 今回取り上げるのは、「プロジェクトについて」「読書について」の二つのノート術です。 プロジェクトについて 一日程度で終わる仕事ならばともかく、中長期で動かしていくプロジェクトに関してはさまざまな情報やデータが存在するはずです。それを頭の中だけで管理するのは無理があるでしょう。長い期間やたくさんの情報を保管しておく場所として脳はかなり心許ないものです。 そういった情報は「ノート」に書き出してまとめておくことです。単純なメリ