Oracle Databaseは、世界で幅広く使われているデータベースソフトウェアのひとつだ。“ストレージの連載なのに、なぜOracleが登場するのか?”といぶかしがる読者もいるかもしれないが、データベースの格納される場所が“ストレージ”である点に注目していただきたい。データベースは、データ容量面からもトランザクション面からもストレージを酷使するアプリケーションの代表であり、少々荒っぽい言い方をすればデータベースを生かすも殺すもストレージ次第なのだ。 そこで今回は、日本オラクル株式会社 マーケティング本部 システム製品マーケティンググループ 担当マネージャの山本哲也氏に、データベースという切り口から見た最新のストレージ技術についてお聞きした。前編では、Oracle Database向けに開発されたストレージ管理ソフトウェア「ASM(Automatic Storage Management)