2人目の子どもを妊娠したとわかった時、「上の子が、生まれたばかりの第2子にうっかり危害を加えるのを防ぐには、いったいどうすれば良いのだろう?」という心配が込み上げてきました。 同じような思いを抱く母親は多いようです。当時3歳だった上の息子は、まるで床にバネが入っているかのように、部屋中を跳び回っていました。当時の息子は、それはそれは「乱暴」でした。 何しろ息子は活発で騒々しく、ものをぶつけたり、高く積み上げては崩したり、といった遊びに喜々として興じるような子でした。「優しさ」などというものは、3歳の息子にはとても理解できる概念ではありませんでした。そもそも、下の子が生まれるまでは一人っ子なのですから、自分より小さな子に優しくする、などということを理解する必要すらなかったのです。 幼い子に「優しさ」を教えるには人形で事前練習をImage: FamVeld/Shutterstock.comまだ