引き取った犬や猫を希望者に譲る拠点施設「県動物愛護センター」が長岡市関原町にオープンし、12日、開所式が行われた。ペットの正しい飼い方の指導のほか、犬や猫のお見合いを進め、殺処分ゼロを目指す。県は「人に癒やしを与えてくれるペットと共生できる社会にしたい」としている。 同センターは、約7300平方メートルの敷地内に犬52匹、猫126匹を飼育できる。県直営で、餌やりや施設の維持管理は民間企業の「アニマルサポート長岡」(長岡市)が行う。冷暖房完備で、中越地域の保健所で引き取った犬や猫のうち、なつきやすい性格の犬や猫をしつけて譲渡する。 希望者には、実際に飼育できる環境や経済条件が整っているかどうかを聞き取り、相性を確認した上で引き渡すという。県内全域で引き取られた犬、猫を見てもらうシステムも導入し、仲介業務を充実させる。 県や動物愛護団体はこれまで、殺処分されることを防ぐため、不妊・去勢手術を広