負傷者33人を出した今月13日の兵庫県・淡路島地震に関し、地震予知に取り組むNPO法人が、大気中のイオン数の変化をもとに地震の発生地域や時期を予測し、関係者の間で話題になっている。大気イオンによる地震予知は「まだ効果が確認されていない」(文部科学省)が、一部の地震専門家から評価する声も出ている。 NPO法人「大気イオン地震予測研究会」(理事長・矢田直之神奈川工科大准教授)は全国17カ所で大気中のイオン濃度を測定し、濃度が急上昇した場合に地震予測を出す。 今月6日、兵庫県南あわじ市の測定器で、通常は大気1立方センチ当たり1000個以下のイオン数が12万個に急上昇するなど、兵庫、高知、石川、長野、宮崎各県で2~6日に数値が上がった。同研究会は翌7日に各データの分析をもとに、「淡路島を中心としたマグニチュード(M)5級の地震が発生する」との予測を発表。 約1週間後の13日、淡路島付近を震源とする
名付けて「妖怪いちご大福」。東京都荒川区西日暮里2の和菓子店「江戸うさぎ」(03・3891・1432)が昨年発売したユーモラスな商品が、人気を集めている。 きっかけは、店長の横尾文乃さんが何となく描いたお化けのイラスト。「こんな感じのイチゴ大福はできない?」。職人は首を横に振ったが、試行錯誤するうちに切り込みを入れて顔にするアイデアを思いつき「近所の谷中霊園からやって来た妖怪」というコンセプトができた。社内の評判は「気味が悪い」と散々だったが、今では1日に300個が出る一番の売れ筋だ。1個210円。こしあんとミルクあん、姉妹品の「あんず大福」もある。「手作りなので、この子たち、一個一個表情が違うんです」(横尾さん)【清水健二】 2013年04月07日 10時32分
木材パルプを原料にした「紙の太陽電池」を、大阪大学産業科学研究所の能木(のぎ)雅也准教授(材料学)らのグループが開発したと明らかにした。太陽電池は小型、薄型化の研究が進むが、今回は材質上、環境に優しいことが特徴。製造コストも従来の10万分の1に抑えられるという。厚さ1ミリ以下で折りたたむことができ、災害時に被災地で使うなどの用途が考えられる。 太陽電池は、光エネルギーを電気エネルギーに変換する部分(素子)と電気を運ぶ配線、これらを包み込む基板で構成される。基板は、素子に太陽光が届くように、透明なガラスやプラスチックを使うことが多い。 今回、グループは、木材パルプの繊維を厚さ15ナノメートル(ナノは10億分の1)と超極細にし透明にすることに成功。これを基板に使った。素子には一般的に使われるシリコンなどではなく薄い膜状になる有機物を、配線には細い銀のワイヤを用いた。 その結果、電気の変換効率は
フル充電で600キロ走行可能な電気自動車の2030年実現を目指した自動車専用蓄電池の開発が来月、本格化する。高性能の次世代蓄電池を作る基礎研究のため、蓄電池内部のメカニズムを詳細に解析できる世界初の専用装置「中性子ビームライン」が茨城県東海村に完成した。 独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が進めるプロジェクト。京都大、東北大をはじめ10大学、高エネルギー加速器研究機構など4研究機関、自動車や電池など12企業が参画する。 リチウムイオン電池は1990年代に日本で実用化され、携帯電話やノートパソコンなどの電子機器に搭載されて普及、電気自動車でも使われている。しかし、充放電中に内部で何が起きているのかや、使用するうちに劣化する仕組みはよく分かっていない。 この謎を解明するため、東海村の大強度陽子加速器施設(J-PARC)に専用の研究施設SPICA(スピカ)を新設した。ほぼ
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