荒井聡国家戦略担当相は11日午前の記者会見で、自身の政治団体の事務所費疑惑に関し、報道陣に公開した「備品・消耗品費」の領収書の中にマンガ本の代金が含まれていたことについて「多忙を極める秘書が息抜きのために自費で買ったマンガ本のレシートが混入した」と釈明。政治資金収支報告書の修正を検討していることを明らかにした。 荒井氏は、領収書に記載されていたパチンコの音楽CDについては、平成19年の北海道知事選に出馬宣言をした会場で使用する「バックグラウンドミュージックとして利用した」と説明。衣料品は道知事選の期間中に応援に来た秘書のためのもので「選挙に突然突入して洗濯する時間がなかった事情もあって経費として計上した」と述べた。 荒井氏は「必ずしも適正でなかったものがあったことは反省している」としながらも「使い道はすべて説明できるお金であり、合法だと改めて申し上げたい」と強調した。