ポップカルチャーとアーティストのオリジナリティを融合させたアートトイが世界中の若者をとりこにしている。近年のブラインドボックスブームも、アートトイの爆発的な人気に火を付けた。 中国でも、香港市場に上場するアートトイブランド「POP MART(泡泡瑪特)」、キャラクターグッズや模型などを製造販売する「52TOYS」、エンターテインメント企業「十二棟文化(Block12 Culture)」、ブラインドボックスを手掛ける「尋找独角獣(Finding Unicorn)」などが急成長している。しかし、ブラインドボックスブームが下火となり、中国市場はすでに飽和状態となっている。急成長の勢いを止めまいと、中国アートトイブランドはより広い市場を求め、海外展開を狙っている。 日本はアートトイの「試金石」 アートトイの始まりは90年代の日本と香港にさかのぼる。日本のアートトイ市場は非常に発展しており、一つの人