2011年4月28日、スマートフォンの総合イベント「スマートフォン2011春」で、動画配信サービス「ニコニコ動画」を運営するドワンゴの松前 健太郎氏が、同サービスのビジネスモデルを説明。同時にiPhone向けサービスの開発過程も明らかにした。 ニコニコ動画のビジネスモデルは、(1)月額の会員収入(2)有料番組の提供(3)広告収入の3つから成る。中でも割合が大きいのは会員収入で、会員の半数はドコモやauなどのモバイル利用者だ。 しかし、スマートフォンの分野で大きなシェアを占めるiPhoneでは、技術的制約により当初は利用できなかったという。 中でも、問題だったのは動画圧縮形式。ニコニコ動画では、複数の圧縮形式に対応しているが、iPhoneではH.264形式にしか対応していない。この問題に対し、同社が採用したのが、動画圧縮形式をサーバーでH.264形式に強制変換する仕組み。これにより投稿された