『正直不動産』(大谷アキラ/小学館) 私事で恐縮だが、2年前、人生で初めて不動産屋を訪れ、東京で部屋探しをした。 予算もそれほどなく、「不動産屋」とは一体どういうものか、現状を全く理解していなかった筆者は、さぞ騙しやすい客に見えたことだろう。 結局、貸す意思のない「おとり物件」にいくつも引っかかり、不動産屋に来店するものの「すみません。そちらの物件、先ほど決まってしまいまして……。代わりにこちらはいかがですか?」と別の物件を紹介されるパフォーマンスに何度も遭遇した。 不動産営業は、客に不利なことは話さない傾向にある。借りる側も、法律含め、生じやすいトラブルをできる限り把握しておいた方がいい。 そう感じて以来、様々な不動産関係の書籍を手にしたのだが、中でも不動産業界の闇を曝け出したマンガ『正直不動産』(大谷アキラ/小学館)は断トツで面白く役に立った。 本書の主人公は、登坂不動産のエース営業マ
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