第1935回 デザインが付加価値を生みます 外国から学ぶにあたって 一番必要なことは言葉が通ずることです。 ですから私が台湾で眞っ先にやったことは 日本語を教えることでした。 もう25年もたちましたので、 20万人以上の人が 私の学校で勉強をしたことになります。 同じことが中国大陸にも起ってきましたので、 6年ほど前から上海と北京で 日本語教室をはじめました。 北京は日本に対する敵意も強く、 日本語を学ぶ人が少いので 一時、閉鎖の状態にありますが、 上海には4校あって 台湾も加えると、5000人ほどの人が 日本語の勉強をしています。 恐らく世界で一番スケールの大きな 日本語学校と言ってよいでしょう。 昨今のように、 反日抗日ムードが強くなると、 勉強する人も減って、 靖国問題が安く片づいてくれないかなあと 教室で働いている人たちは望んでいますが、 私はもう少し長期的な展望で物を見ています。