AERA 2019年8月5日号より(写真:吉野家提供) AERA 2019年8月5日号より(写真:吉野家提供) 見覚え、聞き覚えがある人も多いであろう吉野家のキャッチコピー。変わっていないように思えたコピーは、時代に合わせて巧妙に変化していた。 【吉野家のコピーは絶妙に変わっていた! 1994年以降のコピーはこちら】 * * * V字回復に導いた救世主は、「超特盛」だった。 2019年2月期の連結決算で、純損益が60億円の赤字となった吉野家ホールディングス。原材料費や人件費の高騰が要因だったが、3月に登場した新サイズの牛丼「超特盛」が、わずか1カ月で100万食を突破する大ヒット。肉やごはんの量を多くするだけの店員に“やさしい”オペレーションに加え、客単価も上昇。7月9日に発表した19年3~5月期の営業利益は約10億円の黒字に。前年同期の約1億7千万円の赤字から、黒字転換した。 人手不足