<女子W杯:日本3-1スウェーデン>◇準決勝◇13日◇ドイツ・フランクフルト 決勝に進んだ日本の最前線にはドイツの強豪クラブ、デュイスブルクに所属するFW安藤梢(29)がいた。「デュイスブルクから応援に来てくれたんです」と試合後には観客席の応援団を見つけ、満面の笑みで手を振った。 安藤にとってドイツは特別な国。かつて短期留学して海外でのプレーを夢見た。現在は住む場所となり、新しいサッカー観を与えてくれた場所ともなった。1対1の激しい戦いが重視されるドイツのサッカーは「本当に速いし、激しい。日本では味わえないことだらけ」だったという。2シーズンもまれ、たくましさを増した。 この日も攻守に奮闘。相手GKとゴール前で競り合い、2点目と3点目のきっかけをつくった。「今大会を戦って、本当に思います。ドイツに来てよかった」との言葉に実感がこもった。