ルーマニア・Babeş-Bolyai 大学の研究チームが、塩と水、ヘムエリトリン(タンパク質の一種)で人工血液を作ることに成功したという。ネズミを使った実験では副作用もなかったとのこと(Daily Mail記事、本家/.)。 1、2年内には、臨床試験を行うことを目指しているという。しかも、水を加えると瞬時に血液となる「インスタント血液」の開発も視野に入っているようだ。 人工血液の研究は以前から各所で行われているが、副作用などの問題でまだ実用化には至っていない。なお、「ヘムエリスリン」というのは「海洋無脊椎動物で酸素の運搬に使われる多重体タンパク質」だそうだ。