我々、陸上生活する四足類がサカナから進化したことについてはほぼ異論なく同意されています。サカナの中でもシーラカンスやハイギョが含まれる肉鰭類というしっかりした足のようなヒレをもっているものが進化したということも確からしいと言われています。確かにシーラカンスの生態動画などを見ていると、ヒレを肢のように使って、海底の岩の上などを歩くように泳いでいる様子は珍しいものではありません。 ティクターリクの発見などから、サカナの段階で肘や手首や指を持った手のひらを持っていたものがあり、それらの子孫が陸に上がって我々の先祖になったというストーリーは今や教科書に書かれるようになっています。 そのティクターリクの化石を掘り出したシュービン達がまたまたおもしろい論文を書きました。 現世のハイギョを観察して、彼らが水の底を「歩行」する時に、陸上のトカゲやイモリが陸上を歩くのと同じ歩行スタイルをしていることを見出し