きょうご紹介したいのは、『京大式DEEP THINKING』(川上浩司著、サンマーク出版)。京都大学デザイン学ユニット特定教授、博士であり、「大学で、学生たちに試験問題を出す立場にある」という著者が、「深く考える」ことを考え、「考え抜く力」を高めることを目的として著した書籍です。 京大生には「頭がいい」というイメージがありますが、その点については「高得点の人間=本当に頭のいい人間なのだろうか?」と疑問が生じることがあるのだとか。そして実のところ、頭がいいとは、「深く考えられる」ことだというのです。 頭の良さは、点数では測れない。なぜなら「深く考える」という営みは決して数値化できないものだからだ。(中略)仕事のうえでも生きていくうえでも、役に立つのは「深く考える力」である。「深く考える」という「本当の頭の良さ」が、最高の強みになるのだ。(「Introduction 「浅い思考」でよしとしてい