横断歩道を渡る歩行者。車の一時停止率ワーストだった栃木県では県警が啓発活動を行った=10月29日、宇都宮市(根本和哉撮影) 日本自動車連盟(JAF)が行った全国調査で、信号機のない横断歩道での車の一時停止率が長野県は58・6%と、調査を始めた平成28年以来、3年連続で都道府県別全国トップだったことが分かった。全国平均は8・6%で、長野のドライバーのマナーの良さを浮き彫りにしている。 調査は8月15日~9月13日、各都道府県でそれぞれ2カ所ずつ抽出した横断歩道計94カ所で実施。JAFの職員が歩行者になり、渡ろうとしている状況で一時停止した車の率を調べた。歩行者の立ち位置や渡ろうとするタイミングは統一した。 全国の1万1019台のうち、止まったのは948台だけだった。地域ごとに一時停止率にばらつきがあり、最も低かったのは栃木の0・9%。次いで広島の1・0%、三重や和歌山の1・4%と続いた。 警