給電電力が増え続けるUSB Type-Cケーブルは巻いて使ってもいいのか 最近のUSBは多様化が進んでおり、電源供給線として使う用途も増えてきています。最新のUSB PD 3.1で定義されているUSB PD EPRでは最大240W (48V-5.0A)の給電能力仕様も定められており、今後の小型デバイスは全てUSBケーブルで行われるのではないか、と思うほど普及が進んでいます。 そんな中、USBケーブルを巻いて使った時の温度上昇の危険性についてX(Twitter)上で話題になりました。 例えば、AC100Vの電源コードは火災の危険があるので束ねて使うことを推奨しておらず、コードリールなどは巻いた時に使える「定格電流」とコードを全て引き延ばして使える「限度電流」が定義されているなど、電源コードを束ねて使うシーンには厳しい制限が課せられています。 今回の記事では、USB PDの一般的に想定される2
![USB Type-Cケーブルを巻いて使うとどうなるのか、USB PD温度検証](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/25105c3ec155e0a876e893995cdc2b525f12b21f/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fvoltechno.com%2Fblog%2Fwp-content%2Fuploads%2F2024%2F04%2Fusbpd-cabletemp-s.jpg)