インターネットの普及で雑誌や書籍の販売が落ち込むなか、ネット配信されている電子書籍を書店の店頭で販売する試験的な取り組みが、16日から東京などで始まりました。 国内の出版市場は、インターネットの普及によって最盛期だった18年前の3分の2ほどまで縮小し、書店の数も10年前より5000店余り、率にして25%ほど減りました。 こうしたことを受けて、16日から始まった電子書籍の店頭での試験販売は、国内の大手書店や書籍の取次会社など13社が共同で企画したもので、小説や漫画など3000タイトルが販売されます。 書店の店頭には、書籍のタイトルが書かれたカードが陳列され、そのカードを購入後、記載されている番号を入力すれば、インターネット経由で書籍をダウンロードできる仕組みです。 書店では、紙の書籍と一緒に陳列して内容を見定めたうえで購入できるようにしたり、店員の相談の体制も強化したりして、新たな客層を開拓