『時間とテクノジー』はいろいろ考えることが多い本でした。 記事は終えるつもりでしたが、もう一つどうしても書きたいことが出てきました。 「オートポイエーシス」です。 しっかりとは理解できませんでしたが、「当事者」ということ、仏教、禅の精神に 通じるようなものの二点を感じ、惹かれました。 ---------- ①「当事者」 【引用】 「オートポイエーシスとは何か (著者は四つの特徴を挙げる)①自立的 ②一つの個体 ③自分で決めた外との境界を持つ ④外への入力も出力もない… (細胞のようなものだという) 細胞が一人の個人だと仮定すれば、彼(彼女)にとっては人生はただ無我夢中で生き延びるだけのもの であって…オートポイエーシスは、まさにこの細胞という当事者の「視点」を重視する考え方… 脳にとっては…外部から入力された風景であっても、脳の海馬によって再現された風景であっても 同じように扱われていて、