ページ印刷物をデザインする場合、印刷文字に関しての興味と最低限の知識は必要です。 印刷文字は総称して「活字」と呼ばれていますが、実際には金属の活字は、現在ではほとんど使われていません。活字に代わり、写真の原理を利用した写植や、コンピュータを使った電子文字(デジタ ルフォント)が印刷文字の主流となっています。CTSや電算植字やDTP などはコード化された電子文字を使った組版です。 文字の字種は何であれ、印刷物となったときの組版の見えに違いはありません。まずは、組版の原理を理解しましょう。 組版は6つの項目から成り立っています。 まずは組。縦に組むか横に組むかです。いま読んでいるこの記事は横組です。 つぎに、文字の大きさです。この項目の物差しは 2 種類あります。ポイント(ポ、P)と級(Q)です。つまり活字を基盤にしているか、写植を基盤にしているかの違いです。これは単に印刷所の持っている機械の