日曜も薄暗くなると,時計を見るのが嫌になってくる. 別に月曜が来たら,いつものように朝飯食べて,自転車に乗って会社に行くんだけれど, どうも日曜の夜だけは,そういう慣性に対して抵抗したくなる. 抵抗したくなると言っても,大したことはしない. ネットサーフィンして,もしかしたら明日から生活が変わるかもしれないような情報を 口を開けてぼんやり探しているだけだし, 人によってはテレビニュースにそういうぼんやりした期待を預けているのかもしれない. そして寝る直前に,布団の中で一人反省会を開くのだ. 今日もラーメンをライス付きで食ってしまったな,とか. あいつに頼まれた仕事やってなかったな,とか. 田舎の両親に電話しておけば良かったな,とか. リア充のあいつは,今日もどこかにドライブに行ったんだろうな,とか. カーテンはわざと少し開けて,街の光が入るようにしているのは,絶望を紛らわすためだと思う.