15世紀の皇帝の名前は「日本人街」の象徴に 私は、はじめて暮らした外国がベトナムだったので、大なり小なり海外には日本人街があることが当たり前だと思っていた。それがどうも、ほかの国にはあったりなかったりしていて、むしろある方が少数派らしい。この国の最大商業都市・ホーチミン市には、とりわけ在住日本人の間で、「レタントン(Le Thanh Ton)」と呼ばれている日本人街がある。その話をしたい。
![ベトナムの日本人街の「路地裏街」化、SNS解禁が拓いた新時代。 - 海外ZINE](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/8a59c8c1a129c8cc81afc64ff71b6d295aaa7f42/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Flocotabi.jp%2Fkaigaizine%2Fwp-content%2Fuploads%2F2018%2F10%2Ftop-japantown-vietnam.jpg)
タイの国花は「ピンクの絨毯」と「黄金のシャワー」の二種類 タイには国花がふたつあります。ひとつは「アカバナスイレン」、もうひとつが「ナンバンサイカチ」。 日の出とともに湖をピンク一色に染めるスイレン タイでは、至るところに水辺があり、そうしたところでよくスイレンを見かけます。 その中でも近年有名になってきている観光スポットは、タイ東北部のウドンタニー県にある「タレー・ブアデーン」。直訳すると「赤いハスの海」で、湖にピンク色のスイレンが咲き乱れるのですが、実はこれがアカバナスイレンかどうかはよくわかっていません。正直、ボク自身が花に詳しくないこともあるのですが、その学名と、この湖の界隈の人たちが呼ぶタイ語名が一致していないためです。 このタレーブアデーンがすごいのは、36k㎡もある広大なノンハン湖一面にピンクのスイレンだけが咲くところ。ほかの場所では白などの色も混じってしまいますが、ここはピ
バイクも自転車もないミャンマーの通勤風景 「和をもって尊し」を心がける敬虔な上部仏教徒のミャンマー人。その通勤風景もまた、御仏の教えを実践する信頼と思いやりにあふれた場となっています。 こちらはヤンゴン中心部の朝の風景です。 近隣のアジア諸国との決定的な違いにお気づきでしょうか。そう、バイクと自転車の姿がまったくないのです。 実はヤンゴン市内は、市街中心部から特に離れた2区を除く全33区中31区でバイクが禁止。自転車も大きめの道路の通行が禁じられているため、実質、中心部を走ることができないのです。というわけで朝の幹線道路は路線バスとタクシーが埋め尽くしています。 先ほどの写真で、路線バスとタクシーに印をつけてみいました。状況がおわかりいただますでしょうか。 最近では乗用車をもつ人も増えてきてはいますが、まだまだ少数派。企業によっては軽トラックの荷台を改造した従業員送迎車両を用意したり、近隣
中国でふつうに使われる電子マネー、都市部の利用率はほぼ100% 中国では「電子マネー」がかなり普及しています。最近はテレビやネット記事で話題になることも増えましたが、分かりやすく言えば「スマホ決済」、正確には「QRコードスマホと銀行口座を紐付けた、スマホでの支払い」です。 支払う際には、専用のアプリを立ち上げて、店頭にあるQRコードを読み取り料金を入力して決済するか、自分のアプリからQRコードを表示させて、相手に読み取ってもらいます。ちなみに紐付ける口座は現地のものが対象、つまり観光客は原則使えないのですが、今年に入ってから一部のアプリではクレジットカードでも登録可能になったそうです(参考:赚老外的钱?微信支付允许用户绑定境外信用卡)。ただ、カードから金額のチャージはできないため、現状は誰かに送金してもらわないと使い物になりません。 日本でもおサイフケータイがありますが、最大の違いは、中国
バイクタクシー通勤の悲喜こもごも、ジャカルタは通勤地獄 ジャカルタの通勤について語る時避けては通れない問題、それは世界最悪とも言われる恐るべき渋滞。ジャカルタを訪れた者、住んでいる者すべてが渋滞にまつわる戦慄の逸話を持つため、ご存知の方も多いかもしれません。 あれはまったくネタでも誇張でも、たまたま不運だったわけでもなし。通勤往復時間は3~4時間が当たり前、郊外に住む自動車通勤者はまだ月がきれいな夜明け前から家を出ます。ピーク時の市内では、徒歩10分の距離が車で1時間かかることなど日常茶飯事。 「だったら歩けばいいじゃないか」と思われるかもしれませんが、ジャカルタは全体的に歩道が少なく、車と車の間が少しでも空いていればところてんのごとくバイクが流入するので、哀れな歩行者のスペースなど皆無に等しい状態です。 そして、これが私の通勤スタイル。月曜から金曜まで、朝9時に出勤しています。通勤手段は
「夜景を見るならルーフトップバー」がバンコクの常識 夜景と聞いて思い浮かべる風景は、高いところから見下ろしたシーンが多いのではないでしょうか。本能的に暗がりを嫌がる人は多いですから、本能が暗闇を支配しているという高揚感を与えるのかもしれないですね。 タイでも最近は、「夜景」をメインに据えた場所が流行っています。ルーフトップバーやスカイバーと呼ばれる、ビルの屋上にあるバー、あるいはレストランです。雨の日はどう営業しているのかという疑問はさておき、ピンからキリまでいろいろな店が揃っています。 バンコクは高層ビルが多く、見下ろす夜景も美しい場所がある。 ただ、ルーフトップバーはバンコクだけです。単に「屋上にある」という店ならほかの地方都市にもあるはずですが、それらに夜景を売りにしたバーはないといっても過言ではないでしょう。というのは、タイは首都一極集中型という現状で、中心地から30kmも離れると
バク転を見る機会と言えばオリンピックや世界体操などの体操競技、ジャニーズのパフォーマンスくらい。一般的な日本人でバク転ができる人は、ほとんどいないのではないでしょうか。 しかし、ここアフリカでは、かなりの数の少年がそんなスゴ技を繰り出すことができるんです。 こちらはモザンビークで撮影した、海岸でバク転する子どもたちの様子。 驚くべき身のこなし……! 彼らは日ごろからこうやって遊んでいるようです。 私の住んでいるルワンダでも、近所の子どもたちが原っぱで「ノリ!見てみて!」と声をかけてきて、何かと思ったら、いきなりその場でバク転しだしたことがありました。まじか……! どこにでもいるような、何の変哲もない子どもたちにこんなことができるなんて。 たしかに「黒人は生まれつき身体能力が高い」という話もよく耳にしますし、私の周りだと日頃の遊びでも身体を使って遊ぶものが多い気がします。日本と同じようにドッ
高層ビルのないイタリア、街の灯はあるのに夜景はない? 「夜景」という言葉を聞いて、みなさんはどんな景色を想像しますか? 高層ビルから見下ろす街の灯、きらびやかに輝くネオン……そんな光景が一般的なイメージではないでしょうか。ところが残念ながら、イタリアにはそういった光景が存在しません。 夜景ってこんなイメージでしょうか。ちなみに写真はモロッコのカサブランカ、イタリアは関係ありません。 ……いや、ちょっと言い過ぎたかも。もちろん、街の灯がある以上夜景そのものが存在しないなんてことはないはず。しかしイタリアには、ローマやミラノなどの大都会でさえ高層ビルがほとんど存在せず、夜景を見られるような高い場所そのものがないのです。 イタリアはもともと、古代ローマ時代からの歴史を脈々と受け継いで発展してきた国。街の中心街には、コロッセオやパンテオンなど、千年以上も前に建てられた建物がそのまま残っていることも
海外の常識をお伝えする「海外ZINE」、編集長の水嶋です。 第1回目のテーマは「朝食」ということで、イタリア、ルワンダ、中国、ドイツ、ミャンマー、アルゼンチン、タイ、韓国、インドネシア、ベトナム……世界各地からさまざまな朝食文化をお届けしましたが、いかがでしたでしょうか? 私、編集している立場ながら、「これほどまでに違うのか!」と驚きの連続でした~! ぜひぜひ、すべて端から端まで読んでもらいたいと思います~!! ……と言いたいところですが、さすがにちょっと多いかもしれない。そこで毎月、ゲストといっしょに、記事を振り返る、そんな記事を書くことにしました!(ややこしい言い方ですみません) 初回のゲストは、海外ZINEを運営する株式会社トラベロコ、代表の椎谷さんです。
アルゼンチン人の朝は「飲むサラダ」マテ茶で始まる 読者のみなさま、アルゼンチンのソウルドリンク・マテ茶を飲みながら失礼します。 はじめまして、日本から約1万8千キロ離れた国・アルゼンチンに住んでいる奥川です。僕がここに移住した理由、それはアルゼンチン人の彼女(嫁)と結婚するため。今回はアルゼンチンの生活にどっぷりとつかった僕が現地の朝食を紹介します。 さっそく朝食を紹介したいところですが、まずはアルゼンチン人の主食についてご紹介。彼らは野菜をほとんど食べません。では、何を食べるのか? アルゼンチン人の主食、それは肉です! 全くインスタ映えしない茶色の食事……奥に見える浅黒い食べ物は肉の塊です。 アルゼンチンに暮らし、アルゼンチン人を嫁に持つ僕の家庭に出る食事は毎日、肉・肉・肉ときどきポテト、ばかり。だから、アルゼンチン人の朝食も肉である! と言いたいところですが、残念ながら朝食はパンが多い
中国のイメージそのもの? 路面店の軒先で朝食 突き出した物干し竿に洗濯物がはためく、昔ながらのレトロな街並みと、高層ビルが林立する近代的な風景が共存する中国・上海。そんな街の朝食は、全体的に価格が低く、色々なものをちょこっとずつつまめるのがいいところ。これは中国全体の特徴と言えるのかもしれません。上海に移住して1年半の私は、食べ損ねないように毎日早起きしているほどここの朝食に魅了されています。 中国らしい朝食といえば、露店などでの軒先での食事。都心部では空き地が少ないため減りつつありますが、地下鉄に3~40分ほど乗って少し郊外へ足を運ぶと、まだまだありました。注文を取る大きな声、揚げ物のパチパチとした音、散歩中に出くわした犬同士の鳴き声など、ここでは様々な「音」が飛び交っています。日本人の私もなんとなく懐かしく感じてしまう光景です。 油条(ヨウテャオ=揚げパン)は中国では朝食の定番。このお
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く