■祝言とは■ 読み方は「しゅうげん」 読んで字の如く祝いの言葉です。 地域によっては今でも婚姻・結婚式のことを祝言・祝儀と呼んでいます。 祝言をあげるとは結婚式を挙げるという意味です。 祝言は古来から続く日本の一番古いスタイルの結婚式です。 現代風に言えば人前式。少し前なら家婚式と言いました。 最近では和婚式・祝言式・和装人前式と言われることもあります。 新婦は生家で花嫁支度を整えて黄昏時に、 花嫁道具と共に行列を成して新郎の元へ向かいます。 新郎の自宅に親族や友人を集めて三々九度の挙式を行った後、 飲めや唄えやの披露の宴が三日三晩つづきます。 新郎新婦の自宅が使えない場合は村の庄屋さんの家を借りたり、 公共の建物を借りたりしました。これが後の結婚式場になります。 時代は流れ、人々は地方から都会へ出て行くようになります。 住宅事情も変わります。披露宴ができるような大きな家は少なくなりました