6月中旬についに卒業式を終え、東京に帰ってきた。スタンフォードの2年間の留学生活も、ついに終わりを迎えた。 そう。ついに、終わりを迎えた。そして、本当に、本当に素晴らしい2年間だった。 これほど私の価値観を大きく変えてくれる経験はなかなかできないと思う。思いっきり勉強し、思いっきり遊び、思いっきり旅行し、思いっきり考える。それをあの青いスタンフォードの空の下でできる特権というのは、言葉では語りつくせない幸福である。自分は、本当に幸せ者だと思う。 では、私自身、この2年間で何を得たのか。実際に何が変わったのかは、だんだんとこちらで生活をするうちに見えてくるものもあるだろうが、現時点での感覚を、なるべく頭脳のスクリーニングを通さずに吐き出しておきたい。ここに並んでいるものが、とりあえずこの瞬間における、超等身大の「MBA留学の成果」といったものだと思っていただければいいと思う。あまり深く考えず