よくある目標設定で不足している「期待役割」の要素 辻本知範氏(以下、辻本):じゃあこういう(初めての評価業務で思うようにうまくいかない)場合にどう対処していけばいいのかを、型を使ってご紹介させていただきます。 先ほどの50個の型の中から、2つピックアップしてご紹介させていただきます。1つは「目標設定の型」。もう1つは「個人目標トラッキングと成果評価の型」です。 それぞれ解説していきます。まずは目標設定の型です。みなさん、マネージャーになられた方は目標設定をやっている方もいらっしゃるかなと思うんですけれども。 通常よくやるパターンとして、部署の業務リストがABとあれば「これをじゃあAさんに、これをBさんに、Cさんにお願いしよう」、これが目標設定というかたちですね。その部署の業務に基づいて目標設定に移るパターンがけっこう多いんじゃないかなと思っています。 ただ、これでは目標設定としては不十分で