会見でWBC不参加を表明する阪神・新井貴浩選手会会長(中央)。左は巨人・内海哲也、右は中日・井端弘和=大阪市内のホテル(撮影・田中太一) 日本プロ野球選手会は20日、大阪市内のホテルで臨時総会を行い、来年3月に予定されている第3回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に参加しない方針を決議した。 決議は各球団2名、計24名の全会一致で決定した。新井貴浩選手会長(阪神)は記者会見で「昨年7月から主催者側にアプローチしていた。僕たちはボールを投げたのに、投げたボールが返ってこなくて苦渋の決断をした」と話した。 辞退の要因は、代表チームのスポンサー権、ライセンス権をすべて大会運営会社であるWBCIに譲渡することが参加条件だったため、選手会が譲歩を求めていたが、実現しなかったため。