タイトル(和文) わが国の鉄鋼業における省エネルギーの歴史的分析 タイトル(英文) A historical analysis of energy efficiency in the Japanese steel industry 概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております) 本研究では,わが国の代表的なエネルギー集約産業の一つである鉄鋼業について,戦後以降の省エネルギー対策の経緯を歴史学的な分析により明らかにし,今後の省エネルギー政策への示唆を得ることを目的として,戦後の鉄鋼業のエネルギー原単位推移と改善要因を既往文献(鉄鋼連盟,鉄鋼協会,鉄鋼メーカー各社の出版物等)から確認し,以下を明らかにした. 1.戦後から1990年代までの鉄鋼業における省エネルギー対策のうち,大きな効果をもたらしたのは,LD転炉,連続鋳造(CC),転炉ガス回収(OG),コークス乾式消火(CDQ),高炉炉