文部科学省は、廃炉が決まった福井県にある高速炉「もんじゅ」の敷地に、原子力分野の人材育成などを目的とした小規模な試験研究炉をつくる方針をまとめました。 そして2日、もんじゅの敷地にある高台に高速炉とは異なる仕組みの中性子線などを利用した試験研究炉をつくる方針をまとめました。 出力は京都大学の研究炉と同規模の1万キロワット未満で、原子力分野だけでなく、材料研究や生命科学など他分野の活用も目指すということです。 大学などにある多くの研究炉は老朽化が進んでいることから、国は研究開発や人材育成の中核的拠点にしたいとしています。 建設費用は概算で500億円程度と見込まれ、国は2022年度から詳細設計に入るとしています。 菅官房長官は、午前の記者会見で「平成28年12月に『もんじゅ』の廃止を決定した際に、将来的に『もんじゅ』の敷地を活用し、わが国の今後の原子力研究や人材育成を支える基盤となる中核的拠点
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