飛行機は揚力を利用して空気中を飛んでおり、その際には必ず「後方乱気流」という現象が生じています。この後方乱気流について、さまざまな科学的トピックについて取り上げるYouTuberのNick Schrader氏が「紙飛行機で後方乱気流を作ってみた」というムービーを公開しています。 Wake Turbulence From a Paper Airplane - YouTube 「飛行機は空気を押しのけるか空気を切り裂いて飛ぶため、必ず『Wake Turbulence(後方乱気流)』という大気の乱れが発生します」と小型軽飛行機を操縦しつつ語るのが、Schrader氏。 この後方乱気流の副産物として生じる現象の1つが、「Wingtip Vortices(翼端渦)」です。飛行機の翼が揚力を生む際、翼の上部は気圧が低下し、下側は気圧が上昇しています。空気は気圧差が存在する場合は気圧差を埋めるように流動