母親の死後に未支給年金が判明した福岡県筑後地方の70代男性が「当初窓口で説明された2千万円から二転三転し、300万円しか支払われなかった」と本紙「あなたの特命取材班」に訴えた。記者の助言を基に日本年金機構久留米年金事務所(同県久留米市)とやりとりを続けたところ、事務所の不手際が判明。1400万円の支払い漏れを含めた支給総額は1700万円となり、男性は昨年末に謝罪を受けた。 「未払い金が約2千万円ある」。男性は2021年末、母親の死亡手続きをした久留米事務所でこう聞き、仰天した...
![減額された未払い年金「何かおかしか」突き止めた不手際 1400万円追加支給 | 西日本新聞me](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/de09673268fbd009257596e719f1fec2b41bb661/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.nishinippon.co.jp%2Fuploads%2Fimage%2F1633051%2Fsns_IP240126JAA000302000.jpg)
大分県の公立中の男子生徒から「体育祭の得点の算出法がおかしい」という意見が届いた。競技だけでなく、日頃の肌着の色まで影響するのだという。競技結果と服装や生活態度は関係ないはずだが、なぜ結び付けられているのか。新型コロナウイルスの影響で開催に制限が出ているものの、5月は春の運動会シーズン。西日本新聞「あなたの特命取材班」が調べた。...
「蒸発」や「Wの悲劇」などの推理小説で知られ「ミステリーの女王」と呼ばれた作家・夏樹静子さん(1938~2016)の福岡市の自宅から、米国を代表するミステリー作家エラリー・クイーンの直筆書簡が2通見つかった。1通には俳句が、もう1通には創作論がしたためられ、研究者は「クイーン唯一の俳句だろう。非常に貴重な書簡」と高く評価する。 ミステリーに詳しい福岡市の詩人・二沓(にとう)ようこさんが、2018年から夏樹さん宅の資料を調査する中で、1977年10月11日と翌12日に自筆で記された書簡を書斎の文箱から見つけた。 「Yの悲劇」などで知られるクイーンは、共作したダネイとリーのいとこ同士のペンネーム。リーは71年に死去したため、夏樹さんは77年9月に光文社などの招きで初来日したダネイ夫婦と出会った。このとき、共に京都を旅し、以後も鎌倉や北欧などで親交を育んだ。二沓さんは「夏樹さんは若手だったが、英
九州大の今秋の伊都キャンパス移転完了に向けて、市街地からキャンパスまでの新たな公共交通システム導入について糸島市が委託調査した結果がまとまった。鉄道をJR波多江駅(同市)から延伸して結ぶ案を「既存鉄道網ともネットワーク化でき、定時性・速達性の確保、ピーク時の対応、事業性の観点から適当」とした。ただ、まだ市の案の段階で実現へ向けてのハードルは高そうだ。 調査は昨年度、東京のコンサルタント会社に委託して実施。交通アクセスを路線バス、自転車、自家用車に頼り、通勤・通学のラッシュ時に周辺道路での渋滞やバス待ちが発生することを踏まえ、「基幹的な公共交通システムの導入が必要」と結論づけた。 そこで(1)鉄道(2)モノレール(3)LRT(次世代型路面電車システム)の三つを比較。鉄道は、JR筑肥線への直通運転が可能▽各拠点からの所要時間を大幅短縮できる▽単線で最低限度の運行頻度を確保した場合に建設費と今後
九大の研究資料が散逸危機 750万点、財源不足 [福岡県] 2015年09月17日 03時00分 希少な昆虫の標本などを所蔵している九州大総合研究博物館。資料散逸の危機に直面している=福岡市東区写真を見る常設展示では世界的に希少なアンモナイト化石も一般公開している写真を見る 福岡市東区の九州大箱崎キャンパスで管理している、世界的に希少なアンモナイトの化石や昆虫など約750万点の研究資料が、散逸の危機に直面している。キャンパスは2018年度までに同市西区に移転予定だが、新たな保存施設を建設する費用のめどが立たないためだ。古生物学、鉱物学など幅広い分野の資料がそろい、国内外の研究者に広く活用されているだけに、大学関係者は危機感を募らせている。 研究資料を管理しているのは、00年に発足した同大総合研究博物館。各学部が所蔵する資料を分類してデータベース化したり、数十万点の資料を館内に置き、一部は旧
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