この日の投球を見て、1年半ほど前にインタビューしたときの東京ヤクルト・石川雅規の言葉を思い出した。 「どんなに球が遅くても、ピッチャーの生命線って真っ直ぐなんです。キレのいいボールを両サイドにパチン、パチンと、きっちり投げ分けられれば変化球も生きてくるんです」 5月29日のオリックス戦、石川のボールは、「パチン」という表現そのままだった。初回から、インコース、アウトコースへと捕手の相川亮二がミットを構えたところにストレートが見事に決まる。 そのことで変化球が生きる。T-岡田などは、2打席目までストレートと変化球のコンビネーションに完全に幻惑されていた(ショートゴロと三振)。コントロールミスといえば、北川博敏に本塁打を打たれた1球くらい。6回を投げ8安打3失点という内容に関しては100点満点ではなかったが、最近のオリックス打線の好調ぶりを考えれば上々の出来だったといえる。 この試合で石川は勝
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