【ロンドン共同】英メディアは29日、ドイツのメルケル首相が2021年で退陣する意向を表明したことを一斉に速報した。 ニュースサイトのインディペンデントは、首相4期目の今期が最後になるとの見方が強かったものの、これまで明言することはなかったとして「衝撃の発表」と報道。BBC放送電子版は、メルケル氏が会見で時折残念そうな表情を浮かべながら「ドイツ政治との別れ」を発表したと伝えた。 メルケル氏は与党キリスト教民主同盟(CDU)の12月の党首選に出馬しないと表明。デーリー・テレグラフ紙電子版は「メルケル氏の(政権内での)権威はさらに弱体化するだろう」と指摘した。