奈良県宇陀市榛原 赤埴（あかばね）の民家 - 愛しきものたち詳しい事は何も解らない。 目を見張る様な豪壮な屋敷に一見三棟と見紛う様な茅葺き屋根が二棟、屋敷を全て隠すほどに長い長屋門、奥には土蔵も見え背後には屋敷林が生い茂っている。 宇陀市榛原区高井集落より仏隆寺への道は、そのまま道成に峠を越えれば室生寺へと続く室生古道、仏隆寺門前で右折、坂道を登り切ると棚田に民家がポツポツ建つ上俵の集落。 棚田のあちこちに散居風に建つ民家は５～６軒、この先「三郎岳」への登山道へと続く。 これだけの屋敷や建物を持つと言うのは、それなりに由緒ある家柄なのだろう・・・・この辺りは土豪「赤埴氏」の居城「赤埴下城」の在ったところだと言う。 六月、緑を増した棚田の向うに見える屋敷が眩しい。 一段と高い隣家への進入路から撮影した二棟の茅葺き屋根。 入母屋主屋の大屋根に一段落とした小屋根を継ぎ足したような茅葺き屋根、四方に瓦葺きの庇を廻している。 脇には離れ屋敷と思われるもう一棟
