10月7日、米カリフォルニア州のJerry Brown知事が「遠隔医療振興法(The Telehealth Advancement Act of 2011)」(AB415)に署名したことで、同州におけるテレヘルス(電気通信を使った医療サービス)の利用が加速されることになった。コスト削減、利便性向上、特に地方におけるヘルスケアの品質向上が期待されている。 ▼CTEC California Telemedicine and eHealth Center 従来は遠隔医療を使った受診を始めるには、まず、最低限1回は実際に医療機関での受診や医師による往診が必要だった。また、患者から書面による合意(インフォームド・コンセント)を得なければ遠隔医療を開始することができない。AB415では、口頭による説明と合意で遠隔医療を始めることが可能になる。 また、これまで遠隔医療ではリアルタイムのデータ伝送のみが