「なろう系小説」の分析 小説家になろう-ホーム 日本最大級の小説投稿サイト「小説家になろう」はたくさんの書籍化作品を生み出しライトノベル系小説の激戦地になっている。 2004年に小さな個人サイトとして誕生したが、しだいに投稿数が増え2010年に法人化した。 ここで人気が出る小説には強い共通パターンが見られるため「なろう系(小説)」というような言い方がされる。 日本の歴史の中で、多数の専業プロ作家でないアマチュアの書き手が、趣味として長編小説を書く時代というのはこれまで存在しなかった。 なぜ、日本人はいきなり、長い小説を書く能力を身に着けたのか。 その答えが、「なろう系」の分析から見えてくる。 なろう系小説の「お約束」 なろう系小説には、頻出するパターン・キーワード(「お約束」「定番設定」)がたくさんある。 ◎異世界転移/転生◎ なろう系小説の多くは、主人公が「異世界」へ転移/転生する物語。