【ニューデリー=田原徳容】インド北部ウッタルプラデシュ州で、密造酒を飲んだ住民が体調不良を訴え、17〜20日の間に少なくとも42人が死亡、40人以上が入院した。 同州警察当局は、密造酒の製造販売に関与した疑いで32人を逮捕した。 同州保健当局などによると、密造酒にはアルコール度数を上げるために工業用のメチルアルコールが混入された可能性があるという。 インドで密造酒の値段は、市販の酒の半額以下で、貧困層が秘密裏に入手し、トラブルに巻き込まれるケースが後を絶たない。2011年には、西ベンガル州で密造酒を飲んだ170人以上が死亡した。