なぜクラウドにするとTCOが削減されるのだろうか。 たとえば、サーバーを5年拘束のリースで調達したとする。その結果、このサーバーは調達時点でのコストパフォーマンスに固定されてしまう。 「プロセッサの能力は18か月ごとに2倍になる」というムーアの法則に当てはめれば、プロセッサの能力は5年間で10倍になる。つまりコストパフォーマンスは購入時点から劣化し始め、リース期間中は改善の恩恵を被ることができない。これは、ハードウエアだけの問題ではない。ソフトウエアも同様で、ライセンスを資産として保有してしまえば、同じ分野でより魅力的なソフトウエアが出現しても、「すでにライセンスがあるから」という理由で、利用できない。また、世の中が新しいものに置き換わる中、バージョンアップが制約されることや、新たな脅威に対するセキュリティ対策、サポートにも問題をきたすことになる。 一方クラウドは、リソースの共用を前提とし
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