まずは日本市場に多くの車種を展開しているヨーロッパから。もちろん自動車文化が根強いヨーロッパでは、日本メーカーも数多くの車種を販売していますが、日本で売られているようなミニバンは多くありません。 理由として、ヨーロッパの人々にとって背の高いボディ形状であるバンは商用車のイメージが強いそうです。日本車のミニバンは乗用車としての利用をターゲットにしているので、ボディカラーや細部のデザインで差別化を図っていますが、やはりミニ「バン」であるため、全体的なシルエットはどうしても商用車のバンと同じようになってしまいます。 広大な国土を持つアメリカ。多くの国民の生活に自動車は欠かすことができない、こちらも自動車文化が根強い国です。そのため、新車登録台数世界2位(2017年データ)となっています。 じつはトヨタ シエナなど、日本メーカーから3列シート車の乗用車タイプのバンがアメリカ市場向けに生産されていた