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ブックマーク / honkawa2.sakura.ne.jp (2)

  • 図録▽高齢化とともに高まる医療費(各国比較)

    厚生労働省が毎年公表している国民医療費の対GDP比を参考までに掲げている。国民医療費はOECD定義の医療費と比べて公衆衛生費や介護費などを含まない分水準は低くなっている。 なお、2015年公表データから総医療費から資形成を含まない経常医療費へと変更になっている。また2016年以降の公表データでは2011年以降について再計算が行われ、それ以前と時系列上の断絶が生じている点に注意が必要である(図ではこの点を点線で示した。再計算の経緯については図録1890コラム参照)。さらに2017年公表データでは全体に下方修正された。 次に、主題である各国の長期推移について見てみよう。 日のカーブは、基的に、そう高くない水準で左右に長くなっており、日の高齢化のスピードの速さと対GDP比の比較的良好なパフォーマンスの両方を示しているといえる。 OECDデータによる日の対GDP比は近年ほぼ横ばい傾向にあ

  • 図録▽自殺は本当に増えているのか

    自殺者数のレベルは当に増えたと判断してよいのかというのがこの図録作成のテーマである。この図録で言いたかったことは年齢別自殺率の長期推移でも表現されているので参照されたい(図録2760)。 1998年以降2010年ごろまで自殺者数がかつてない規模の毎年3万人水準という異常事態が続いていた。図録を作成した2013年当時と異なり、タイトルは「自殺は当に増えていたのか」に変えた方が適切であるが、作成当時そのままにしている。と考えていたら、コロナ禍による自殺増の状況となり、再度、当初の表題が少し当てはまってきている。 自殺者数が3万人レベルと増加した理由は、同時期に深刻化した社会環境の変化に求められるというのが一般の理解だった。自殺対策もこうした理解から導かれている場合が多い。 以下は「自殺3万人切る 社会全体で取り組みを」と題された毎日新聞の社説(2013年1月27日)であるが、こうした一般的

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