ひょんなことから内田明さんのブログ記事「Alternate Gothicがゴシックの源といふデマについて」ならびに「Alternate Gothic起源説の起源」を見ていて、そんなデマがあるのかと驚きました。6年も前のお話にいまさら飛びつくのもどうかとは思いますが、まぁ鮮度が重要な話ではありませんし、Alternate Gothicがどういう書体なのかが正しく理解されていないことが原因であると思いましたので記事にしました。基本的にこの記事は先の二つの記事の補足のような形になると思いますので、先にそちらを読まれた方がいいでしょう。 簡単にデマの内容を説明すると、「Alternate Gothicはゴシック、つまりドイツの書体であるブラックレターの代替(Alternate)としてアメリカで生まれ、これが今では日本で定着しサンセリフの呼称のひとつになっている」という説です。先に私の結論を言えば、