トップ > 特集・連載 > 憲法と、 > 記事一覧 > 記事 【憲法と、】 番外編 司法 独立してこそ Tweet mixiチェック 2013年11月10日 伊達判決を書いた松本一郎(左)と54年ぶりに会って語り合う土屋源太郎(右)=東京都北区で 一九五九年、「米軍駐留は憲法九条違反」として、旧東京都砂川町(現立川市)の基地闘争で逮捕された学生らを無罪にした東京地裁の「伊達判決」。元被告の土屋源太郎(79)=静岡市=は十月中旬、判決を伊達秋雄裁判長(故人)とともに書いた元裁判官、松本一郎(82)を訪ねた。近年、判決を破棄した最高裁長官が事前に米国側と接触したことが判明。五十四年ぶりの対面は、戦争放棄や司法の独立という憲法の理念を再確認する場となった。 (大平樹) 「はじめまして、だか、ごぶさたしてますだか。あの時はお世話になりました」。東京都北区の松本宅で、土屋が頭を下げた。砂川闘争でド