<映画『ビルマVJ 消された革命』ダイジェスト版> 2007年9月、ビルマ(ミャンマー)で起こった反政府デモの様子が世界で報じられた。報道制限されているビルマの様子を外国メディアに送っていたのは、現地で活動していたVJ(ビデオジャーナリスト)たちだった。 (c) 2008 Magic Hour Films VJを題材にした映画『ビルマVJ』が5月に日本で公開される。5月の一般公開を前に来日したデンマーク出身の脚本家・ヤン・クログスガード氏をインタビューし、映画製作の動機、報道の自由、また日本のメディアが抱える問題について答えていただいた。 ヤン・クログスガード氏(『ビルマVJ』原案・脚本) 「メディアと政治勢力が結託することは危険」 写真:2010年4月19日、シアター・イメージフォーラムにて ─ビルマを舞台にしようと思ったきっかけは 2003年私が初めてビルマを訪問した時、世界にビルマの